Guitar : 室姫 深

ーー2011年のフリーライブからお世話になっている室姫さん。いきなりですが、室姫さんの目にAcid Black Cherryっていうプロジェクトは、どんな風に映ってますか?
1室姫:すごいキャッチーで耽美的だなって思ってます。作品に関しては、yasuくんのやりたいことが詰まっていると思うし、ビジュアル面も、見てるこっちも楽しくなるくらい。あとは、Acid Black Cherryって名前もいいじゃないですか。yasuくんにこの名前について聞いたことがあるんですけど、「ABCにこだわった」って言ってて。もうその意味合いとか想いを聞いたら、余計に興味深くてね。yasuくんの内面もひっくるめたものが、彼の遊び感覚で出せてるプロジェクトなんじゃないかなって思います。発言も面白いですしね(笑)。一見、カッコいいボーカリストだけど、MCでのあの破廉恥といいますか(笑)、それを公然と言えちゃうキャラクターもすごくいいなって。

ーー室姫さんも、もう4年くらいのお付き合いになっておりますが、yasuさんとの出会いの時の印象ってどんなでした?

室姫:第一印象は、「ちゃんとしてる人」。僕もyasuくんと同じ血液型なんですけど、血液型通りの人と言いますか(笑)。会う前はね、カッコ良い男なんで、カッコ良い男としてのナルシスト感が全面に出てる人なのかなって勝手に思ってたんですけど、話をしてみたら、すごいしっかりしてるし、ちゃんと先輩思いというか、礼儀もきちんとしてる方だなって。絶対に誰からも好かれるタイプですよね。それでいて、これだけちゃんとした作品を作ってるので、非の打ち所がないんですよ。

ーー印象に残っているyasuさんとのエピソードって何ですか?

室姫:サウナ(笑)。あれは忘れないですね。SHUSEくんと一緒にyasuくんが入るときに、「室姫さんも一緒に行きましょうよ」って誘ってくれて。基本、僕は入れないんですけど、色々特別に入れてくれてね。そこでサウナの入り方も色々教えてもらいました。「8分サウナに入って、1分冷水に入るのを何回か繰り返すと、次の日絶対疲れが残らないんですよ」とか(笑)。だから僕もyasuくんに言われた通り8分間じーっと耐えて、冷水に入ったんですけど、冷水に肩まで浸かったら、身体が凍るようで、口とかも固まっちゃってうまく喋れないし、「わー!どうしよう」って思ってたら、「室姫さん!大丈夫ですか!!」って心配してくれて(笑)。事情があって少ししか一緒に入れなかったけど、すごく楽しかった。僕もね、バンドマン上がりなんで、裸の付き合いっていうのはすごく大事なのもわかるんですよね。そうすることで、グルーヴが生まれるって思ってますし。サポートの仕事とかすると、バンドじゃないんでそれぞれ違うところから入って来るから、余計にそういうコミュニケーションでいいグルーヴが生まれていくんだろうなって思いますよね。

ーーでは、ABCの作品に関してもお伺いしていきたいんですが、室姫さんにはカヴァーアルバムの『Recreation 3』に収録されている「男」のアレンジをしていただきました。

室姫:カヴァーアルバムでのアレンジをお願いしたいんですって連絡をいただいて、僕はそういうアレンジとかリミックスの仕事とかやったことがなかったんですけど、すごくやってみたいって思って。しかも、自分が聴いてて好きだった曲だったし、yasuくんの声の「男」がすごくすんなり想像できたんで、是非やらせてくださいって感じでした。やっぱり、そういう想像ができないと作りづらいと思うんですけど、頭の中にyasuくんの声がパーっと流れ出したんでね。これに沿ってやってみようって思いました。

ーーyasuさんとは、作っていく段階でディスカッションはあったりしたですか?

室姫:「お任せします!」っていうくらい。出来上がったのを聴いてもらって、もうそれで基本的にはOKで、そこから微調整した感じなんですよ。「お任せします!」って言葉をもらえるっていうのも、とても嬉しかったですね。なかなか「お任せ」ってないですから。その言葉で、こっちも思いっきり出来るじゃないですか。

ーー完成した「男」を聴いて、いかがでした?

室姫:想像以上でしたね。最初に自分の中で流れたもの以上のクオリティと言いますか。素晴らしかったです。これは全然「男」の話とは違うんですけど、DEAD ENDのトリビュート(「DEAD END Tribute -SONG OF LUNATIC-」)あったじゃないですか。あれのyasuくんの「SO SWEET SO LONELY」も僕は大好きなんですよね。聴いた瞬間に「めっちゃハマってる!すごい!」って感動したんです。「男」もそうでしたけど、yasuくんの声に感動するんですよね。基本的に僕は、yasuくんの声が大好きですから。声にものすごい透明感ありますよね。専門的なことを言うと、マイクの乗りもいいんですよ。いわゆるパソコンのスピーカーって、それなりの口径しかないじゃないですか。でも、yasuくんの声って、そのスピーカーからもきちんと届いてくる。それって、マイクに対して、声の密度がすごいってことなんですよ。空気の密度を作ってマイクにまっすぐ当てるのが上手いんでしょうね。いわゆる元気玉ですよ。声で元気玉をつくって、それをマイクに一点で当ててる。本当に素晴らしいなって。

ーーでは、この流れでABCのライブについてもお伺いしたいのですが、室姫さんは2011年のフリーライブで、サポートメンバーとして参加していただきましたね。あのライブ、いかがでした?

室姫:あれはすごかった!色んな意味ですごかった。楽しかったし、すごく勝手なんですけど、僕のスキルも上げてもらいましたね。元々、僕のギターのスタイルとギャップがあったので、色々新鮮だったんですけど、アコースティックコーナーで、一節唄うってところもあったじゃないですか。ああいう経験もなかったから、それも新鮮で。あとはね、あとはね、あのでっかいステージで「リスペクト」って言われたのは、こっ恥ずかしかったです(笑)。それはやめてくれって思いました(笑)。頼むからやめてくれと(笑)。恥ずかしいから、そんなこと言っちゃダメだよって(笑)。だから、あのライブは「新鮮&楽しい&こっ恥ずかしい」みたいなライブでしたね。僕の新しい扉を開けていただきました。

ーーそして、室姫さんは客観的にもABCのライブをご覧いただいたことがあると思いますが、客観的に見たABCのライブってどんな印象ですか?

室姫:ディズニーランドとか、遊園地とか、そういう楽しい感じですよね。ファンの皆さんを見ててもそう思うんですけど、グッズとかを身にまとって、すごくABCの世界に入り込んで、それこそ TEAM ABCとしてライブの時間すべてを楽しんでますよね。ほら、ディズニ―ランドもそういう世界じゃないですか。みんなキャラクターの帽子かぶったり、色んなグッズを身につけて、笑顔になってて。我を忘れて大人も子供も楽しめる空間っていうのを、ABCのライブにすごく感じてるんですよね。それに加えて、演奏のクオリティがものすごく高い。しかもABCのカッコいいところって、それをさりげなくやってるとこなんですよね。例えば、テクニカルなことや難しいことをやってると、それを分かりやすく出すアレンジっていうのも世の中にはありますけど、ABCはそうじゃなくて、基本的にはライブでみんなが楽しめて、その後ろにはものすごく構築されたテクニカルなものがある。この2枚になってるのがすごいんですよ。それが人気の秘密なんじゃないかな。すごくメロディも良いし、ライブで一緒に汗かいて楽しくて、演奏してるアーティストの人たちも、楽器を好きっていう人たちもさらに楽しめる。美味しいものが詰まってる感じがするね。

ーーなるほど!

室姫:だからね、最初ABCのライブに誘ってもらって音を聴かせてもらった時に、「すごくいい曲ばかりだし、やりたい!!」って直感的に思って、お返事したんですけど、家に帰って冷静に聴いたら「え!これどうなってんの?こんなに運指がすげーのか!」ってなって(笑)。その2つに驚かされたんですよね。新しいアルバムにも入る、黒猫さんの曲(「黒猫~Adult Black Cat~」)あるじゃないですか。あれもハンパないですよね。聴いててすごく楽しくて、一緒になって「にゃー!」ってしたくなるくらいなのに、ミュージシャンの目線で聴いてみたら、「これ、すごいことになってるぞ!!」って思ったし。それをこんなに楽しくやっちゃうなんて、すごい!!って思いましたよ。

ーー室姫さんはステージからも、そして外からもTEAM ABCの皆さんを見ていてくれてますが、ファンの皆さんの印象はいかがですか?

室姫:みんなすごくABCが好きなんだって思いますね。「チェリーチェリー」になるとみんながカチューシャ着けて、その曲のシーンをみんなも一緒になって作り上げていく姿ってすごいですよね。僕、今までにそういうのを経験したことがないので、ステージから見て、かなり感動したんです。あのカチューシャも普通に欲しくなったもんね(笑)。あと、僕が参加したフリーライブでは、フードがついてるタオルをかけた人達がいっぱいいて、やべー!すげー!って思った。ああいうのを見ると、「仲間になりたい!」って思うんですよね。で、ライブのアンコールの時にタオルを渡してもらえて、すごく嬉しかったんですよ。「俺もこれ持ってステージ出れるんだ!俺もTEAM ABCとして出れるんだ!」って。すごい嬉しかったですもん。みんな仲間だなって。

ーーありがとうございます。では最後にこの特設サイトを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします。

室姫:皆さん、ABCグッズに身をまとってライブにGO!みたいな(笑)。ABCのライブはすごく楽しめるもんね。僕もまたライブに行きたいな。一緒に楽しみましょう。