Media & Music Writer Review

安達英雄 / 東日本放送 事業局事業部局長

人種差別の激しい時代黒人の詩人ラングストン・ヒューズは「助言」というタイトルで
“みんな、云っとくがな 
生まれるってなつらいし
死ぬってなみすぼらしいよ
んだから掴まえろよ ちょっとばかし 愛するってのを 
その間にな”
という詩を残しています。
分かるさ、きっと誰もがそれを願っている。でも出来ない不器用な人がいる。
運が無いだけでは片付けられない悲しすぎる人生もある。
勇気があって人生に立ち向かう覚悟もあるけど救われない命もある。
Acid Black Cherryの描く“エル”は強いけど繊細で屈託の無い笑顔だけれど傷ついた心を背負わされた女性。人を2種類に分けるとしたら、人生が辛いなら生まれてこなければ良かったと思う人と自分の姿を見て生まれてきて良かったと思ってもらおうとする人の2種類。「L-エル-」が奏でるyasuの歌声は人のために必死に生きる人への哀しいほど優しい応援歌です。