Media & Music Writer Review

早川加奈子 / 音楽ジャーナリスト

『L-エル-』のコンセプトとなった女性の人生はとても悲しい物語だけれど、yasuという詩人のエロスとイマジネーション、Acid Black Cherryというバンドの真髄を大いに触発する絶好の機会となったことは間違いない。ピンク・フロイド『ザ・ウォール』やデヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』など、ロック界には多くの魅惑的なコンセプト・アルバムが存在する。『L-エル-』もまた、そんな一枚になっていくことだろう。まずはこの『L-エル-』を機に、”コンセプト・アルバム”が日本のロック界で再び注目を集めそうな予感がしている。